今回は、群馬県地区からの話題です。

NPO法人群馬県不動産コンサルティング協会「不動産コンサルティングセミナー」開催

 群馬の名峰、瑞雲棚引く榛名山の東麓にあり、古来、万葉集や古今和歌集にも詠まれている名湯伊香保温泉、また伊香保温泉から東方を眺望すれば国定忠治や徳川幕府の埋蔵金の伝説を秘めた名月赤城山の秀峰が展望される。 幕末時、薩摩長州の連合軍が最も恐れていた徳川幕府最後の勘定奉行:小栗上野介の終焉の地が榛名山西麓の群馬郡倉渕村(現在の高崎市倉渕町)だったので、徳川幕府の埋蔵金は意外と榛名山麓に埋蔵されているのではないかという説もあるようである。
 NPO法人群馬県不動産コンサルティング協会は会員の技能向上を図る為、平成27年5月17日(日)、伊香保温泉の老舗旅館「岸権旅館」で、愛知の名将で本格的不動産コンサルティングの神様と称される「川延耕一先生」を昨年に引き続き講師に招聘し、平成27年度不動産コンサルティングセミナーを公開講座として開催致しました。
 最近の不動産コンサルティングの分野も多岐に渡り幅広くなってきていますが、身近でビジネスチャンスの多い、事業不動産コンサルティングを確り勉強しようと脚下照顧で企画したところ、非常に好評で不動産業者の方々にも多数参加して頂きました。
川延 耕一先生
講師|愛知県 川延不動産株式会社 代表取締役 川延 耕一 先生 (日本を代表する不動産コンサルティング業界の大御所)
演題
  1. 不動産コンサルティングの企画提案書
    「戸建貸家」推奨の企画提案書
  2. 不動産コンサルティング実務と回顧、そして理念
  3. 不動産コンサルティング実務のQ&A
 講演では不動産コンサルティングに於て最も基本となる企画提案書の作成については、案件に即対応出来るようにと、川延先生の実例を使用しての書式で解説して下さいました。また不動産コンサルティング業界にいる者や不動産コンサルティングを志す者の最も基本となり、知っていなければならない知識や、即実践に非常に役立つ「不動産コンサルティング実務のQ&A」を取り上げ講義して下さり、群馬県内の不動産コンサルティングを志す者を大いに啓発して頂きました。又川延先生の長年の汗と努力の結晶であり、素晴らしい実績の金字塔である「不動産コンサルティング実務と回顧、その足跡」の事例集の中の案件の取り纏めの苦労話を交え解説して下さいました。不動産コンサルティング業界のオーソリティである川延先生の丁寧でオープンな講義は群馬県内の不動産コンサルティングを志す者にとっては非常に解り易く、また夜の懇親会等を通し先生の謦咳に接することが出来、最高の一日となりました。
 川延先生は宮本武蔵を敬愛しているということですが、武蔵は生涯60余回の勝負を行い、すべて勝利したと記述されています。孫子の書の中に「彼を知り、己を知らば百戦殆からず」とありますが、不動産コンサルティングにおいては自分の力を高めていくことがなによりも肝要なことだと思っています。また各種資格士とも連携しコーディネートして案件を上手く取り纏めていく必要があると思います。
セミナーの様子
 川延先生は今年75歳になったのを機に、「不動産コンサルティング実務と回顧、その足跡」という冊子を早春に少し配布したところ、大反響を呼び、住宅新報社の本多信博氏は、この記事を住宅新報に掲載し「川延耕一氏は正に日本の不動産コンサルティング業界を代表する第一人者である。」と激賞しております。
 我々不動産コンサルティングマスターの多数が読んでいる「不動産フォーラム21」の2015年7月号には今回、川延先生が講演で解説して下さった「不動産業務 不動産コンサルティング実務と回顧、その足跡」が掲載され、実力の片鱗を垣間見せています。
 今回の川延先生の不動産コンサルティングセミナーには不動産関係に非常に明るい、株式会社「にじゅういち出版」の宮沢隆社長が川延耕一先生の講演を是非受講したいと、東京から駆けつけて下さいました。今秋には不動産コンサルティングを志す者が長いこと待望していた、不動産コンサルティングの手法、知りたいことや痒い所に手の届く素晴らしい内容を網羅した川延耕一先生の力作執筆の「不動産コンサルティングの本格的入門書」が「にじゅういち出版」から発行されるということで、全国の不動産コンサルティングを志す人達の「福音の書」となること間違いなしと確信しています。またNPO法人群馬県不動産コンサルティング協会のメンバー一同発刊を楽しみに心待ちしています。

平成27年09月02日 NPO法人群馬県不動産コンサルティング協会
理事長 高平 建一