今回は、大阪府地区からの話題です。

「第4回全国町家再生交流会in今井町」に米田淳氏がパネラーとして参加

「第4回全国町家再生交流会in今井町」に大阪コンサル協会副会長で本会理事の米田淳氏がパネラーとして参加
10月8日-9日、奈良県橿原市の今井町で「第4回全国町家再生交流会in今井町」が開催され、大阪府不動産コンサルティング協会(林青妤会長)から副会長の米田淳氏がパネラーとして第4分科会に参加し、「町家と信託制度・・・町家を再生する手法として信託のメリット、可能性と限界」について話題提供を行いました。
全国町家再生交流会 - 戦後の高度経済成長によるライフスタイルの変化で、多くの町家が失われ、その価値も失われてきました。現存する町家も本来の構造や外観からは程遠い姿となり、その魅力に欠けるものも多く見受けられます。このような趨勢をよしとせず、輝きを失くした町家に生命を吹き込み、人の気配を感じる建物として再び活用していこうとする動きが全国各地で行われています。その活動や取組みを理解し、共有する場が全国町家再生交流会です。(パンフレットより抜粋) -
米田氏が紹介した「信託制度を活用した古民家再生」や「京町家管理信託事業研究会(事務局:一般社団法人京都府不動産コンサルティング協会)の取組み」は、全国各地で町家・古民家の再生に取り組んでおられる方々の注目を集め、“難しい”と思われがちな信託スキームにも大きな関心が持たれ、積極的な質疑応答が繰り返されました。 米田氏は、「町家・古民家の再生にあたっては、権利者との調整、資金調達、改修工事、利活用といった部分を総合的にコーディネートしていく必要があり、その分野はまさに不動産コンサルタントが担うに値する部分である。にもかかわらず、現実に不動産の専門家が携わっているケースは意外と少ない。」「大阪府不動産コンサルティング協会は、現在、『信託を活用したニュータウンの空き家再生の研究』に取り組んでいるが、町家や古民家だけでなく、“ストック活用”をテーマにした空き家の再生は、新成長戦略の大きな流れの中にある。」などとして、今回のパネラーとしての参加を通じて、総合的なプロデュース能力を持った不動産の専門家(不動産コンサルティング技能登録者)によるこのような事業への参画の必要性と期待を強く感じたそうです。
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平成23年10月12日 大阪府不動産コンサルティング協会